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《 クォーベツダムへのアクセス 》
クォーベツダムは、川端の山奥にある。
標識もなくカーナビだけで向かうのは難しいかもしれない。
また由仁町民でも、ここを訪れたことのある人は少ないため、
町の人に聞いても、明確な道は得られない可能性がある。
クォーベツダムは林道の先にあり、舗装路が終わった場所からの入山はすべて自己責任となる。 そのため万人にオススメできる場所ではない。 最低限の山装備(トレッキング装備)をしてから向かおう。 遭難してもクマに追いかけられても助けてくれる人は居ない。(携帯もほとんど電波は入らない) |
《 クォーベツダムはこんな施設 》
クォーベツダムへ行く道を詳細に書いた情報がネットに見当たらないのでココで詳しく書いておこう。 札幌方面から向かう場合、国道274号にてJR川端駅を目指して走ろう。 川端駅前のT字路を左折し、300mほど行くと川端小学校前に信号があるので、そこを右折。 踏み切りを超えて道なりに進み、高速道路(道東道)をくぐったら、すぐに左折。 150mほど行くとT字路が現れるので、そこを道なりに右折し、 あとはずーっと道なりに進み、舗装路が終わる場所まで走る。 手前には、羊の牧場が右手に見えてくるが、ここが最後の民家となる。
この坂を降りきった場所が舗装路の終点。目指すダム湖は、目の前の山の向こう側。
舗装路が終わった場所からは、すべて林道となる。
時期によっては、チェーンが張られ通行止となっていることもある。
林道を進むには、「入林箱」に入っている、入林届出簿に記入してから入ろう。
入林箱は、目立つように置かれているのですぐに分かるだろう。
ボールペンも一緒に入ってるので筆記具は特に必要ない。
通行止の場合、車で入っていくことはできないが、歩いて向かうことは可能だ。 ただ、車にしろ徒歩にしろ、入林は自己責任なので、そのあたりは注意したい。 (なにしろ、ほんとに熊が出る場所なので・・) 徒歩で向かう場合、所要時間は20〜30分程度。> 自転車でも向かうことはできるが、アップダウンが激しく特に昇り勾配がきついので MTBか、オフロードバイクがオススメだ。 さて行き止り場所は十字路となっており、3方向への道がある。 クォーベツダムに向かうには、左手の道を進めばよい。撮影しに行った日は「通行止」のチェーンが張られていた。 「立ち入り禁止」ではないので、徒歩で向かうことは可能。 途中、T字路に出るが、右に行けば、あとは道なりに進むとクォーベツダムへ行ける。 左に進むと、夕張川方面へ向かえるほか、於兎牛山(おそうしやま)への登山路がある。 夏の時期であれば、天候に注意したい。 そして昆虫天国のため、虫除け対策も必要。 行った日は、アブが多く、何度も刺されそうだった。 もう一つ注意事項がある。 毎年10月1日よりエゾシカ猟が解禁され、この地域はハンター達の狩場となる。 よって誤射される可能性もあるため、レジャー目的で入林するのは危険だ。 見学に行くのであれば9月末まで、そう考えておいた方がいいかもしれない。
クォーベツ(クオベツ)とは、「弓の川」というアイヌ語だ。
正しい表記は「クォーベツ」と「ォ」が小文字だが、
ネット検索をすると「クオーベツ」と「オ」が大文字で表記されていることが多い。
またダム湖は「クォーベツ貯水池」と命名されている。
なお「クォーベツ」が正しいという論拠は、北海道庁の広報 第2219号(PDF)より。
クォーベツダムは、クォーベツ川に設置されたアース式のダムであり、
ダムの規模としては小規模となっている。
このダムは、夕張・川端ダムができる以前に作られたもので1925年(大正14年)に竣工している。
由仁町内で最も古い建造物の一つなのである。
※何度も改修が行われているので、当時の原形がどこまで残っているかは不明。
そして主に農業用の灌漑用水として利用されてきた。
現在でもその目的のために使われているが、あくまでも夕張ダム・川端ダムの補助的な役割に留まっている。
上流のクォーベツ川も、人が全く入らない山間を流れ、「清流」となっている。 そのためか、ダム湖(貯水池)の透明度は高い。 撮影した日は雲一つない晴天で、湖面も深いブルーに輝き、 背景の森林の緑とともに、まさに「絶景」であった。 由仁町にこんな場所があるのか?と思うほどキレイな場所だ。
しかしクマが出る山であること、
自己責任で入林する場所であることを考えると、
誰にでもオススメできる場所ではない。
水門は戸板を入れるタイプのようで、撮影した日は板が全て取り外れていた。
もしかして、ずっとこの状態なのだろうか。クォーベツ川に掛かる、ダムの管理橋。これも比較的最近整備されたもののようだ。
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